【天板の端材を利用】FLEXISPOTの引き出しをDIY作成

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レビュー
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FLEXISPOTの引き出しをDIY作成してみました。初心者には中々ハードルの高い作業でしたが、個人的には良い物ができました。その模様をお届けします。

FLEXISPOTの難点、収納スペースが確保しずらい

FLEXISPOTは剛性が強く、天板の高さを自由に変えられる非常に良い商品です。

しかし、天板の下がデッドスペースになり、収納スペースを確保しずらい難点があります。一応、純正の後付け引き出しが販売されており、これを装着する事で、ある程度は解消されます。

しかし僕はPC周りに物が多い為、各種ケーブル、イヤホン、ワセリン、リップクリーム、筆記用具などの小物を全て収納すると、純正引き出しの中身がかなりゴチャゴチャしてしまいました。

右側のリモコン部分の下に付いているのが後付けの純正引き出し
かなりゴチャゴチャしてます。

左側にも同じ純正引き出しを買おうかな。でも純正引き出しは、ちょっと味気ないんだよなぁ。

左側に引き出しが無ければ、自分で作ればいいじゃない。天板を作った時に余った板があるでしょう?

ということで思い切ってDIYでの作成にチャレンジする事に。

あくまで自宅で行うDIYですので、器具の落下などに注意のうえ、本記事を参考に作成される際は自己責任でお願い致します。

設計と材料調達

設計

初心者にはちょっとハードルが高い引き出しの作成。手始めに自分なりの完成イメージ図を作る事にしました。

まず、FLEXISPOTは以下の様に天板のド真ん中に太いビーム(支柱)が通っている為、ぶつからないようにサイズを計算する必要があります。

下から見た図

ビーム(支柱)に干渉しないよう考慮した上で作った完成予想図(正面から)と、板の厚さ24mmを考慮した各パーツのサイズは以下の通り

①蓋と取っ手を兼ねた板:高さ100mm✕幅440mm(画像の緑色の大きい板です)
②引き出し側面の板✕2枚:高さ50mm✕奥行250mm
③引き出し底面の板:幅350mm✕奥行250mm
④引き出し奥面の板:高さ50mm✕幅302mm
⑤フレームになる板✕2枚:高さ74mm✕奥行250mm
⑥フレームの底面の板:幅418mm✕奥行250mm
※①~⑤は天板の余り板(厚さ24mm)、⑥だけ薄いベニヤを使いました。

要点は次の通り

  • 天板と⑤をL字金具で接続
  • ②と⑤の間にスライドレールを入れる
  • ①と②③をボンド付けして引き出せるようにする

三次元の図を描くスキルが無いので、説明が分かりにくいかもしれません。スミマセン。

材料調達

天板の余り板をホームセンターへ持参し、上述したサイズにカットしてもらいました。なお、⑥の薄いベニヤだけ追加購入しました。

天板の余り板のカットについては、基本的にレシートが無いとダメとのこと。僕はレシートを捨ててしまっていましたが、今回は特別に対応してもらえました。

他にも必要な材料や、作り方の不明点も全部店員さんに教えてもらいました。

  • こんな引き出しを作りたいんですけど、スライドレールはどこにありますか?
  • L字金具はどんなのがいいですか?
  • では、このL字金具に合うサイズのネジはどれですか?

かなり鬱陶しい客だったと思いますが快く教えてくれました。ありがとうビバホームの店員さん。

切ってもらった後の天板の余り板
その他、購入した材料

作成前に、あらかじめ気になる部分を削って角を落としておきます。

イザ、作成

作成手順1 ②③④の板をビス留めします。

引き出し部分の②③④の板をビス留めします。

下から何カ所かビス留めします
正面から見た図

作成手順2 ⑤の板にL字金具を取り付ける

写真だと分かりにくいですが、少し上にはみ出すように⑤の板とL字金具をビス留めしてあります。引き出した時に天板と干渉するのを防ぐ為です。

左側
右側

作成手順3 スライドレールを取り付ける

端材を積んで左右の高さを合わせ、まずは引き出し側面②の板にビス留めします。

左側
右側

同じ作業を⑤のフレームになる板にも行います。

作成手順4  仕上げ

正面からビスが見えるのは嫌だったので、①蓋と取っ手を兼ねた板を、木工用ボンドで②③に取り付けました。

その後、⑤と⑥の板をビス留めして、一通りの作業を終えます。

作成手順5 修正作業

しかし、スライドレールの動きが悪い。どうも左右の高さがあっていないようでした。

高さをピッタリ合わせるのは無理そうなので、スライドレールは板の端に付け直す事にしました。(強度がちょっと心配でしたが大丈夫でした。)

以下の画像です。

板の上端にスライドレールがついています。

でも、よく見るとまだ歪みがあります。どうしよう……

このままだと、引き出した時に天板と擦れそうな予感

なので、L字金具を付け直します。

上にはみ出させて、天板と引き出しの間に隙間を作る事にしました。

L字金具をはみ出させます
天板に取り付ける前の最終形態

ついでに、蓋と引き出しの底板に、補強用の小さいL字金具を付けました。

白くて小さいL字金具を2つ付けました。

作成手順6 天板への取り付け

いよいよL字金具と天板をビス留めして完成へ向かいます。

本当はひっくり返して確実にビス留めするべきです。しかし、一度完成した重たいデスクをひっくり返すのは非常に面倒。

なので今回は、天板の下に潜り込んで仰向けになってビス留めを行いました。

完成

天板と引き出しの間にすこし隙間がある為、開閉がスムーズ
スライドレールの動きも問題なし
下からの写真。ピッタリの寸法です
はみ出た部分が取っ手の役目をします

最後の仕上げに、みつろうクリームを塗ります

クリームを塗る前
クリームを塗った後

天板と同じ板から作っているので統一感があります。見た目は大満足の仕上がりになりました。

まとめ

延べ2日かかりました。初心者にはなかなかハードルが高い作業で、何度もやり直しました。

何度もやり直した為、板が穴ぼこだらけです(苦笑)

それでも、ほぼイメージ通りの物ができたので大満足です。

参考までに、今回かかった費用の概算をまとめます。純正引き出しの半分ぐらいの値段で出来ました。

板のカット代550円
追加購入した⑥のフレームの底面の板500円
スライドレール450円
L字金具 2個1,800円
ネジ、ボンド等の小物800円
4,100円

引き出し作成は天板作成よりも大変でしたが、満足いく物ができました。もしよろしかったらチャレンジしてみては如何でしょうか。本日もお読み頂きありがとうございました。

補足:スライドレールの種類を要チェック

スライドレールには二段引き、三段引きの物があります。二段引きは引き出しの途中まで、三段引きのタイプは引き出しのいちばん奥まで引き出すことが可能です。

僕は二段引きの物を買いましたが、奥まで引き出せる三段引きにすれば良かったと後でちょっと後悔しました。

めいっぱい引き出して、この状態です

DIYで引き出しを作る場合は、スライドレールの種類もご注意ください。

おまけ 両面テープを使えば、もっと簡単に作れます。

以下、両面テープと無印のプラスチック収納ケースを使って簡単に作る方法もご紹介しています。

宜しければ合わせてお読みください~。

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