僕は32歳の時に民間企業から官公庁の外郭団体へ転職しました。
身分も会社員→団体職員に変わっています。
業種も職種も全く違う仕事です。
転職活動はちょっと苦労したものの、転職後は思ったほど前職とのギャップに苦しまずに済みました。
満足のいく転職ができたのは、前職で得たスキルのおかげだったと思います。
しかし前職のスキルが役に立っている事に気付く事ができたのは、お恥ずかしながら今の仕事を始めてからです(よくそれで面接受かったな….)
転職活動をお考えのあなたも自分で気づいていないだけで、色んな仕事に使えるスキルをお持ちかもしれません。
〇〇のスキルは、転職活動に活かせるな。△△の知識も役立つかも。
という感じで、本日の記事が皆さんにとって自分の強みを見つけるきっかけになったら嬉しいです。
はじめに:僕の前職と現職の違い
まず、参考までに僕の前職&現職の比較を表にまとめます。
前職 | 現職 | |
業種 | 旅行会社 | 官公庁の外郭団体 |
職員数 | 約250 | 約20 |
規模 | 全国&海外 | 市内のみ |
僕の担当業務 | 航空券・ビザの手配 (法人向け) | イベント開催 各種サービス手配 |
あまり具体的に書いてしまうと色々問題があるのでちょっとボカしています。スミマセン。
まったく異なる仕事ですが、以下に記載する3つのスキルは前職と現職の両方で役に立っています。
PCスキル
どんな仕事でもPCスキルは高ければ高いほど良いです。高くて困る事は無いでしょう。
ちなみに、僕は以下のサイトで言うと中級ぐらいです。
タイピングはe-typingというサイトでテストしたところ320点でした。
もちろん上には上がいますが、一般的には早い部類と思われます。
前職は割と専門職の色が濃い仕事だったのでPCスキルを直接活かせる機会はありませんでした。
しかし現在は官公庁向けに文書を作ったり、自社のHP情報を更新したり、アンケートの集計をしたりといった感じで、PCスキルが活かせるようになりました。
前職で、あまり役に立たないと思っていた「まあまあのPCスキル」も環境が変わるだけで大きな武器に変わりました。
僕のブログの読者の中にはブロガーの方も多いと思いますので私見を一つ言わせてください。
WordPressでブログをやっているような人は自信を持って「PC詳しいです」って言って良いんじゃんないでしょうか。転職活動をするなら積極的にアピールしてみましょう~。
クレーム対応
前職も現職も、クレームは一定の確率で発生しています。
人にサービスを提供する仕事をしている以上、クレーム対応は避けて通れません(涙)
前職で色んなクレームに当たった経験がある為、今の職場ではクレームに対して余りストレスを感じずに、適切に対応できています。
というよりクレームの発生頻度は前職と現職でトントンぐらいなのですが、前職の方が一件あたりの精神的ダメージが大きかったので、
前職に比べれば、今の職場のクレームはマシだな
と思う事ができるようになっただけかもしれません💦
幸か不幸か前職がキツかったからこそ、こう思える訳で少し複雑な気持ちです。
クレーム対応に困っていない企業は無いと思うので、サービス業で「○○のクレームに△△の対応をして収めた」という具体的なエピソードがあれば、転職でのアピールポイントになります。
ものごとを具体的に、ハッキリと伝えるチカラ
最後は、ものごとを具体的に伝えるチカラです。
相手が上司でも部下でも取引先でも業者でも、コレができると仕事がグッと楽になります。
僕は前職で法人のお客様向けに航空券やビザの手配をしていましたが、仕事を進める上で役立ったのが、上述した具体的に伝えるチカラです。
例えばビジネス用のビザの取得をする場合、国や地域によって異なりますが
といった書類をお客様自身で用意して頂く必要ががあります。
しかしお客様の中には
よく分かんないから全て玉田さんにお任せしますよ。
みたいな方もいらっしゃいました(めんどくせえ)
そういう方に、お客様自身で用意して頂かないといけない書類がある事をじっくり説明し、更に出張予定日から逆算して、国ごとに違う大使館や領事館の休館日などを考慮した上で
○月✕日の13:00までにAとBとCの書類をご用意ください。ご用意できたら一報ください。引き取りに伺います。
と案内する必要がありました。
こうした業務の経験が今の職場でも活きています。
例えば、複数の職員が関わる仕事を進める時、期限を「早めに」とか「余裕のある時に」ではなく「9月30日の15:00まで」と具体的に伝えてスケジュールを管理する。
例えばお客様から無理難題を言われた時、「○○の理由で対応できかねます」とハッキリ伝える。
上司から無理なスケジュールの仕事を振られた時に「A社から依頼されている○○と○○の仕事の期限が今日中です。そちらを後回しにすれば可能ですがどうしましょうか。」と伝える。
という感じで一つ一つは小さい事ですが、ハッキリ伝える事を実践する癖がついていた事で、現職の仕事での苦労が少なくて済んでいます。
日本企業では上司やお客様から「察して動く」「気を利かせる」事が求められがちですが、ハッキリ言ってク●くらえです。
物事を具体的かつハッキリと伝える事は自分や職場を守る事につながります。
ひいては、ワークライフバランスを守り、自分と家族の生活を守る為にも役立ちます。
誰が相手であっても、言い方には最大限の敬意を払った上で、伝えるべき事をはっきりと伝える習慣は、転職活動でも大いに役立つでしょう。
まとめ
如何だったでしょうか。プログラミングや英語力など、具体的なスキルではないのでイメージが掴みにくいかもしれませんが、抽象的なスキルほど汎用性が高いとも言えます。
自分には何のスキルも無いし、未経験の転職は厳しいなぁ。
なんて思わないでください。今までやってきた仕事の中で、他の業種や職種でも活かせるスキルはきっとあります。
自分ひとりで見つけにくい場合は、ちょっと恥ずかしいかもしれませんが信頼できる家族、友人、同僚等に素直に「俺の強みって何かな?」て聞いてみると良いでしょう。
きっと何かしらの長所、強みになるスキルがあるはずです。見つけて転職活動に役立てましょう。
本日もお読み頂きありがとうございました。