民間企業→自治体の外郭団体へのUターン転職体験談【後編】

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転職・仕事
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前回の続きから、僕が実際に転職活動をした時の流れをお送りします。
未経験の職種、業種も検討しながらの転職活動でしたが当時32歳で、年齢的にはギリギリでした。

①妻&僕の実家の両親と戦略会議

第一に僕が行った事は妻と僕の実家の両親との戦略会議です。いい年こいて親に相談か?と思われるかもしれませんが、我が家にとってはマストでした。
妻の実家は遠方にあり、家庭の事情で子育てのサポートをしてもらえる状況ではない為、妻の実家近くへの引っ越し&転職は選択肢にありませんでした。

妻とのすり合わせ事項
給与、勤務地、始業&終業時間、残業の多寡、休日等の各種条件
妻からの回答
給与は多少下がっても良い。但し残業は少ないところが良い。早く帰って息子と遊んだりお風呂に入れてあげたりしてほしい。同居はNGだけどあなたの実家のサポートが受けられるなら大変ありがたい。私も栃木で仕事探す。

両親への確認事項
仮に栃木にUターン転職した場合、時々息子の世話をお願いしても大丈夫?
両親からの回答
父:孫ちゃんの保育園の送迎は俺もやるぞ。でも折角入った良い会社なんだから、辞めない方が良いんじゃないか?じっくり考えてみな。
母:孫ちゃんの保育園の送迎も、発熱した時の看病もするよ。週に1,2度ぐらいなら大丈夫だと思うよ。但し同居はNG。

上記を踏まえたうえで、以下の条件にて職探しをすることにしました。

  • 栃木県(宇都宮から1時間程の中規模都市)にUターン
  • 給与ダウンはやむなし
  • 残業が少ない事(月10時間以内)
  • できれば今あるスキルや経験を活かしたいが、未経験の職種、業種も検討する。
  • 僕の実家の両親と同居はしない。(僕、妻、両親の誰も望んでいない)
  • 通勤時間は片道40分程度以内
  • 正社員、転勤なし
  • 転職先が決まるまでは今の会社を辞めない
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②求人探しを約半年、ようやく面接にこぎつけるも不合格

ある程度方向性が見えた事で、今度は行動に入ります。
転職エージェント、転職サイト、ハローワークの3つの経路を使うことにしました。
僕が転職活動をしていたのは2017年6月~2018年1月までの約8か月間です。やや情報が古い為、現在は各エージェントやサイトの状況が違っている部分もあるかもしれない点、ご了承ください。

【転職エージェント】
・リクルートエージェント
・doda
・マイナビエージェント
・パソナキャリア
・リージョナルキャリア栃木(ローカルのエージェント)
以上5社に登録し電話面談や対面での面談を何度か行ってもらいましたが、特に残業10時間以内という条件が厳しく【本当に正社員をご希望なんですか?】と言われる事もしばしば。
そもそも栃木県内で紹介できる求人がほぼ無い。あっても県庁所在地の宇都宮のみ。
といった具合で3カ月程で転職エージェントからの転職はほぼ諦めました。

【転職サイト】
・リクナビネクスト
・マイナビ転職
・en転職
以上3社に登録するもやはり宇都宮以外はほとんど求人なし。

【ハローワーク】
インターネットからの求人検索のほか、たまに有休を取得して直接ハローワーク窓口に行って求人情報の紹介や相談を受けました。地盤があるので求人の数はそれなりだが給与や休日などの条件はイマイチ。
また、窓口では相談に乗ってくれる姿勢は無く、自分でネットで探して良いのがあったら声かけてね。そしたら紹介状書くからねというスタンス。お役所仕事感が強い。

これは詰んだか…..条件がワガママすぎる?

いや、あきらめちゃダメだ。
僕と家族の人生がかかってる。長期戦を覚悟だ!!

と何とかモチベーションを保ち、半年程は仕事の休憩時間や終業後に求人をひたすらポチポチ探し、転職エージェントにも時々相談をもちかける日々が続きました。
正直、途中で条件を妥協しそうになったことも何度もありました。
そんなある日、ハローワークで希望に合う公共団体の求人を2件発見。が安定の団体職員。残業も少ない!と思ったらどちらも募集年齢が30歳まで。
ダメもとで電話で問い合わせてみたところ

団体A→せっかくお電話頂きましたし、応募なさってください
団体B→申し訳ありませんが決まりなのでダメです

というわけで団体Aに応募し、一次試験の筆記は無事突破。しかし二次試験の小論文と面接であえなく不合格。
結局年齢がネックになったのか、能力の問題だったのかは不明です。転職活動を始めて半年経ってようやく初めての面接にこぎつけたのに結果が不合格だった事で結構落ち込みました。

③父からの電話→応募→内定

団体Aから不合格通知を受け取った後は、仕事が多忙だった事もあり1週間に1度ぐらいのペースで求人情報を探す日々が続きました。そんなある12月の日、実家の父から電話がありました。

【実は俺も時々ハローワークでお前に合いそうな求人が無いか検索してたんだが、隣の市の外郭団体のCってところが求人出してるぞ!年齢も40歳までだ。自分でも見てみろ】

父にお礼を言って電話を切ったのち、自分でも条件を確認。
自力で見つけたのではなく父が見つけた事に若干モヤモヤした気持ちを感じつつも、希望にマッチした条件、且つ仕事内容も興味を持てる物だった為ハローワークで紹介状発行を依頼し履歴書と小論文を提出し面接にこぎつけ、無事内定をもらいました。内定をもらったのは2018年の1月の事で、転職活動を始めてから8カ月が経っていました。

やっぱり今の会社を続けようか?条件がワガママすぎるか?といった迷いが何度も生じましたが、諦める事だけはせず地道に求人を探し続けて良かったと思いました。

まとめ

前回の【転職して本当によかった】の段落に記載しましたが、何とか自分の中では成功と言って良い転職活動でした。僕なりのポイントを以下の通りまとめます。

  • 田舎は本当に求人が少ない
  • ハローワークはブラック、零細ばかりとは限らない
  • 長期戦も覚悟する必要あり
  • 経済的、精神的な余裕を持てる為、仕事を続けながらの転職活動がベター(但し精神的、肉体的に限界の場合や、現職がブラック企業の場合を除く)
  • 子育てに注力したい場合は、残業時間の多寡、通勤時間は極力妥協しない方が良い

本日もお読み頂きありがとうございました

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